貯金をする為、投資の種銭を貯める為、色々な理由で収入の何割かを貯めないといけなかったり、転職したことで、初めはなかなか収入が上がらなかったりと、なにかと生活費を縮小しないといけない場面はよくあると思います。
自分も個人事業主になって、どれ程の収入になるのかは実際にやってみないと掴みきれないということで、満足いくラインの中で無駄な拠出をしないように、時間をかけて調べていきました。
その内容を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
月の固定費を洗い出してみる
まずは、自分が生活する上で必ず固定でかかる費用を洗い出してみましょう。
自分の場合だと、
- 住居費
- 通信費
- 自動車の維持費
- 各種保険
このあたりになりますね。
そして、ここは必ず毎月かかるコストになる為、しっかり調べて最適化させておくと長い期間で考えた時に、かなりの節約効果を発揮してくると思います。
知っているだけで、かなりの額が変わってくるので、しっかりと考えて選んで行きましょう。
通信費
自分の場合だと、個人事業主での仕事用の電話番号とプライベートの電話番号で2つ分けて使っています。
個人での利用はデータ通信もあまりなく、電話もほとんどかかってこない為、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIのプランで申し込んで使っています。
Rakuten UN-LIMIT VIのプランだと、なんと1GBまで月額無料で、3GBまで使ったとしても月額980円で収まります。
そして、rakuten linkアプリ経由での電話なら無料でかけられるため、プライベートの電話はこちらで対応しています。
次に仕事用の電話番号は、ドコモ回線利用のMVNO、日本通信simの合理的20GBプランを利用しています。
こちらのプランは税別2000円でデータ通信20GBと無料通話が70分ついています。
もう1つ合理的かけほプランというものもあり、こちらは税別2500円、データ通信3GBと通話料が無料です。
始めはこちらで契約していたのですが、思ったよりも電話利用が自分の場合はなく、それよりもデータ通信が多い方がメリットが多かったので、切り替えで合理的20GBプランの方へ移行しました。
切り替えもスムーズで、手数料等もとられる事はなかったので、お客さんに電話が出来ないという状態になるかもしれない不安のある人はかけほプランにして、後から切り替えた方が安心かもしれませんね。
ドコモ回線なので、テザリングも問題なく出来ていますし、回線のスピードも問題なく使えています。
ということで、自分の通信費は合計2000円になり、こちらも利用は仕事用の電話になる為、経費として計上しています。
2台持ちでこの金額で収まり、20GBあれば足りなくなる事は全然ありません。
外でパソコン等で作業する場合もテザリングすれば、すぐに利用出来る為、こちらのプランが現状では自分の最適なプランとして、満足しています。
移動、自動車の費用
こちらは真似できる人が少ないかもしれませんが、自分は配送業を副業としている為、貨物車を購入して利用しています。
軽四のトラック、サンバートラックを使用しているので、自動車税が5000円で済んでいます。
そして、貨物用途の自動車は頑丈に作られている傾向がある為、長い距離をトラブルなく乗れると言われています。
さらに、車両の元々の金額が比較的安いのと、農業や運送など、仕事での利用と用途が決まっている為、需要が一定数必ずあるという事で、値崩れもしにくく、乗り換えの際にどれだけ費用を準備すればいいのか予定を立てやすいという側面もあります。
ただ、荷物を載せた状態で快適に走らせられる様に設計されている為、足が硬く少しの段差で跳ね回ったり、高速走行時は回転数が高くなりがちだったりします。
トラックも選べば、スバルのサンバーならリアにエンジンがあるモデルがあり、エンジン音が車内から遠い為、比較的気にならない様な設計のモノがあったり、
ホンダのアクティトラックならミッドシップにエンジンが搭載されている為、エンジン音が気にならないのもそうですが、走行性能が高く、乗っていて楽しいモデルもあったりします。
リアエンジンのサンバーは生産中止になっていたり、ホンダのアクティトラックは2021で生産が終了されるので、モノによれば、プレミアが付きリセールバリューも良く、自動車維持の負担が軽減する事に繋がる車種と言えると思います。
この様に調べてゆくと、お買い得になっていたり、維持費が安く、乗り続ける事が負担になりにくいクルマも見つかると思いますので、ぜひ探してみてください。
住宅の費用
住宅費は一般的には、収入の30%ほどと言われていますね。
20万円なら6万円、30万円なら9万円など、しかし住居は色々なエネルギーを長期間自分の体が受けるところでもあり、近辺の雰囲気などから自分の仕事や生活にも大きな影響を与えてくるところである為、ある程度出費は覚悟する必要があるのかなと思います。
第五の道具は”より良きところに住め”である。
ただ安くて広い借家に住めばいいと思っているものがなんと多い事か!
家というのはただ住むだけというものではない。
「庭で遊ぶ子供達」
「妻が育てたイチジクやブドウ」
「仕事場までの距離」
住居は幸せな環境と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションとなる。
住居への支払いは心を豊かにする投資と言えるのである。
バビロン大富豪の教え 「お金」「幸せ」を生み出す5つの教え
こちらの本ではバビロニアという国で少年が大富豪になる為に色々と教えを受けて、それを実践し富を築き上げていくサクセスストーリーの書籍です。
この中で富を蓄えるための色々な原則が書かれているのですが、それが甘い言葉がなく、ヒリヒリするようなストーリーの中、それでも富を得るためには幸せの追求は欠かせない、富の交換が何かを提供した価値との交換である以上、どんなことがあっても与える事のモチベーションを失わない事、その為に必要なマインド、経験はどんなことなのか、などお金の知識も身に付きながら明日の仕事のモチベーションにも繋がるような魅力ある本でした。
この本にもあるとおり、住居は自分のパフォーマンス、幸せにも密接に関わってくる投資先でもある以上むやみに削ることはあまりオススメできないでしょう。
自分の場合も、朝起きた時にいい景色の中歩く事を日課にしたかったこと、静かな場所で気兼ねなく生活できることから、一軒家の川沿い、少し町から離れた場所で買い物に不便はしない場所などの条件の中あまり費用に固執はせず、自分なりにより良いと思う場所で決めました。
そして、住居はエネルギーを多く受け取る場所である以上、引越しする日や方位にも気を付けたいですね。
気学に関してはこちらの記事に書いてありますので参考にしてみてください。
このように費用に優先順位をつけて、自分の手持ちの金額の中でなににお金をかけ、なにを節約するのか、これを自分が最も満足感を得られるポートフォリオにする事が、固定費の調整を行う上でとても大切になってくると思います。
各種保険
保険は本来の性質上、もし起きてしまった時に破綻してしまう、その事柄に対して備えるモノであるため、起きても自分で払ってしまえるリスクであるならその保険は削っておくほうが賢明であると考えています。
そのため、貯蓄性のある保険よりも割安で自分のリスクをカバーできるだけの掛け捨て保険。
自分の将来の為に備える場合は証券口座を開いて、NISAなどを利用し、手数料の安いネット証券を使って自分でリスクを管理して運用することがいいでしょう。
自動車保険にしても、基本的には車両保険はつけていません。
車両保険は追加で保険料を払っているにも関わらず、使用すると等級が変わってしまう為、よほどの高級車で少しの傷で売却以外の方法がなくなってしまうほどの修理費がかかってしまう車種などでないかぎりつけずに車両のコストとして、貯めておくほうがいいと思います。
保険は使う時も書類の発送や電話など、つらい時に中々大変な作業があったりするので、自分の貯金で賄える範囲の支出なら自分で貯めておいて払うほうがいいと思います。
この辺りはそれぞれの家庭環境や価値観などに沿うことだと思うので、一度ライフプランについて考えてみましょう。
保険は月々ならそこまでの負担にはなりませんが、長い目でみると大金になってきます。
一度しっかりと考えておくだけでその後は自動で節約ができる部分なので、妥協せずにしっかりと考えてみましょう。
日々の支出を考える
最後に固定費ではないですが、家計の支出を管理する上で大切な日々の生活費について、書いていきましょう。
日々の支出でやっぱり気を付けることは、無駄なものを買わないことですね。
同じものを買うにしてもコンビニで買えば150円、スーパーで買えば60円ならコンビニでは買わない。
こうした積み重ねが日々の貯金できる金額に響いてくるので、よっぽどの事がない限り、買うものの場所は固定しておいたほうがいいでしょう。
少し安いからと遠い町のスーパーまで時間をかけて行ったりするのは、時間単価も入れて考えると割に合わないので、ストックがなくなった時にどこに買いに行くというのは、決めておくのがいいでしょう。
また先ほどのバビロンの大富豪で収入の1割は貯蓄しておくことが原則の一つとなっています。
収入を増やす事は難しいですが、あらかじめ1割を残すように決めておけば、100%手元に残ります。
投資をする事より、収入を増やすことより、間違いない事が収入の何割かをあらかじめとっておく事なんですね。
そして、もうひとつ大切なのが「残った9割で叶えられない物はあきらめる」です。
欲しいものがあって、それを手に入れるのに大金が必要で、ローンを組まなければならない。
もしローンを組んで買うものが浪費であるのなら、それは贅沢に当たるのであきらめましょう。
しかし、なにも叶えずに先に備えるだけの人生にする訳ではありません。
欲しいものに優先順位をつけて、どうしても欲しいものは9割の中で買い、優先順位の低いものはあきらめるということです。
自分の資産の使い道の内訳をしっかり考えて決めておくことで、生活を営む上で破綻するリスクを下げる事が出来るのです。
貯金が300万でローン残高が3000万、負債が資産の10倍あるなんて、会社では中々考えられないバランスシートですが、家庭のバランスシートではよくある形ですよね。
持ち家は資産になるという事はわかりますが、ほとんどの物件が経年劣化して減価償却していかなければならない上に、保険や税金、修繕費などランニングコストが多くかかってくることを考えると、資産として買い入れてしまうのは少し考えてしまいますね。
マイホームは贅沢品と考えて、収入や資産所得の余剰分で買う事ができる様になった場合や、その物件で商売をするなど、投資として考えられるような使い方ができる時に購入を考えていくべきかなと思います。
最後に
お金の使い方、価値観は人それぞれで優先順位も人によって違います。
自分が後悔のないように使うのが一番だと思いますが、知っているだけでかなり得をする話がたくさんあるのがお金の面白いところでもあるし、怖いところでもあると思います。
経済やサービスには歪みがあり、それに気づくかどうかで得するのか損するのかが大きく変わってきます。
こちらの書籍がそのサービスや経済の仕組みの歪みについて分かりやすく、面白く書かれていますので興味のある人はぜひ読んでみてください。
日々の固定費が下がれば稼がなければならない金額も減り、挑戦や時間を作る事もしやすくなってくると思います。
より長いスパンで考え、先を見てプランを立てることで、目先の利益に一喜一憂することもなくなります。
いま自分がどのフェイズにいるのか、勉強に集中するのか、経験を積むのか、稼ぐことにフォーカスを当ててなにをすべきかを考えていくのか。
その目標達成の計画をしっかり立てることで、自ずと収入の1割が手元に残るようになってくると思います。
バビロニアで大富豪になった少年のように目標を立て、毎日の仕事を通じて成長し、目標達成に向けて日々一歩ずつ進んでいきましょう。