MENU
出版中の著書

【悩んだら】脳と腸の不思議な関係【腸を整えよう】

脳と臓器の関係というものは、基本的には脳からの指令により臓器が活動するという関係なのですが、腸だけは迷走神経という神経を通して、腸から脳へ指令を送る事が命令信号の大多数を占めると言われています。

ということは、脳が元気に活動していても腸内の環境が悪ければ脳にも悪影響を与え、メンタルやパフォーマンスは落ちるということですね。

生物が出来る順番にも、腸が先に出来て脳が後に出来る生物もいます、今までは腸は「第二の脳」と呼ばれていましたが、今後脳が「第二の腸」と呼ばれる様になってくるかもしれません。

それぐらい、脳と腸の関係は他の臓器とは変わっていて、また腸の性質としてその活動能力の高さが健康を決めるのではなく、腸内にいる腸内菌(腸内フローラ)の質と量が、腸の状態の良い悪いを決めているということがまた他の臓器とは一線を画しているところでもあります。

健康で幸せな毎日を送るためには外せない臓器である腸、この記事を読んで貰えれば明日からの食事の内容を気にせずにはいられなくなるはずです!

今まで、腸活に取り組んでは来たが途中で辞めてしまった人へ

腸に関する知識を蓄え、今日からまた腸内の治安を良くする活動を始めていきましょう!

目次

腸は幸せホルモンの生産地

闘争、逃走、逃げるか戦うかを決定する戦闘ホルモンであるノルアドレナリン

意欲を司る、やってみようホルモンであるドーパミン

これらのホルモンは、緊張感を高め、目の前の状況を乗り越えてゆく為に必要なホルモンですが、分泌されると自律神経が緊張し身体にストレスを与えます。

自律神経は緊張時に優位になる交感神経とリラックス時に優位になる副交感神経のバランスが大切で、どちらかに過剰に傾いてしまうと身体に不調をきたし始めます。

その為、交感神経を働かせることも大切なのですが、現在の社会ではどうしても刺激過多になりやすく、交感神経が優位の状態が続きがちです。

そこでこの交感神経のバランスをコントロールしているホルモンがセロトニンです。

セロトニンが豊富にあることで過剰に分泌されたノルアドレナリンやドーパミンを抑え、自律神経のバランスを整えてくれます。

そのセロトニンの約90%がなんと腸内で産生されています。

その為、腸内の環境を整え、セロトニンの分泌量を適正に戻してあげることが、自律神経を整え、身体をストレスから解放してあげる為に大切な事になってくるんですね。

セロトニンは、朝に多く分泌され、夜になるにつれメラトニンという睡眠を促すホルモンに変化していきます。

朝の時間にどれだけセロトニンを生み出すことが出来たかが、その日の睡眠の質を決めてしまいます。

セロトニンは光を受けて生産される事、ジョギングなどの有酸素運動を行うことで生産される、ということが分かっています。

朝起きたときにはしっかり朝日を浴びて、出来ればウォーキングやジョギングなどを行い、しっかりとセロトニンを生み出しておくことを心掛けておきましょう。

腸内ヤンキー悪玉くん

腸内には三つのグループがあり、

悪玉菌、日和見菌、善玉菌の三つで腸内というクラスが形成されています。

良いクラスは、1対7対2という形でグループを形成しています。

この日和見菌というのがポイントで、善玉菌が多い時には善玉菌の味方につくのですが、悪玉菌が善玉菌より多くなっていると、なんと悪玉菌の味方になり、学級崩壊へと繋がっていきます。

悪玉菌は肉類に含まれるタンパク質やアミノ酸を主なエサとして有害物質を出します。

タンパク質も身体を形成する上でとても大切なものですが、有害物質を排出したり善玉菌のエサになったりする食物繊維もバランスよくとっておくことで、腸内の環境を整え悪玉ヤンキーの暴走を止めることにも繋がります。

腸内に与える食材のバランスを考えてゆく事は、腸というクラスのリーダーであるあなたの務めです。

腸内の学級崩壊を招かない為に、食事はバランスに気を付けてとることを心掛けましょう。

腸活にお勧めの食材

腸にお勧めの食材はズバリ(まごわやさしい)です。

これは

  • ゴマ
  • ワカメ
  • 野菜
  • しいたけ
  • いも

の頭文字をとったもので、これらの食材を摂取する事がバランス良く、腸内に良い影響のあるものを効果的に運ぶ事になります。

そして、面白いのが、これは和食を作れば基本的には料理に含まれる食材達なんですね。

科学的に栄養バランスが考えられて選ばれた食材ではなく、伝統的な料理に自然と含まれるという事に、日本人の素晴らしさが垣間見える様ですね。

つまり、お腹の調子や心の調子が悪い時には、和食をひとつひとつ丁寧に作り、食べる事が、脳と腸のコンデションを整えるという事ですね!

メンタルを立て直すためには腸!

このように腸を整える活動をする事によって脳にとても良い影響を与えられますし、延いては脳からの信号が正常化する事で、身体全体の調子にも関わってきます。

そして、メンタルを安定させる為、質の良い睡眠を取るためにとても大切なセロトニンをしっかり身体に巡らせる為にも腸のバランスを整える活動を始めてみましょう!

最後に

いかがでしたか?

新しい知識を入れる事でひとつひとつの作業の見方が変わり、今までとは取り組み方が変わって来ます。

それをリフレーミングといい、意欲的に行う事が、脳にとって良い活動となる為、ストレスも減り、意欲を活性化させ、脳の好循環を生み出す事が出来ます。

もしかしたら、栄養をしっかり摂取したり、運動を習慣的に行う事よりも、自分に課したタスクを意欲的にこなし続けられたという自信の方が、自身の健康やこれからの人生にとってはプラスに働くのかもしれませんね!

病は気から、身体は食べた物で出来ている、ヒトは狩りをして過ごしていた生物の為、運動する事が自然の活動である。

この様な基本的な習慣を淡々と行ってゆくことが、満足感を感じて日々を送っていく為に、生物的に大切な事なのかもしれません。

目次